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よるのないくに

 

これはコーエーテクモゲームスから発売されたアクションRPGだ。

"アトリエシリーズ"などのRPG制作をメインとしているガスト開発部。

 

ちなみに海外版では『Nights of Azure 』というタイトルで発売されている。

 

キャラクターデザインは"四々九"。

 

LORD of VERMILION 4』『三国志大戦TCG』『ファイアーエムブレムヒーローズ』等々…

 

緻密に書き込まれ、物語性の強いイラストが象徴的である。

 

よるのないくに』はガストブランドが手掛けた"アクション"として話題になった。

 

 

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本作は"四々九"の描くキャラクターのビジュアル×音楽に定評のあるガストのサウンドクリエイター達という魅力のある作品に仕上がっている。

 

世界観は18~19世紀のヨーロッパのような世界観にファンタジーを織り交ぜた様なものとなっている。

 

残念ながら、当時の開発力やマルチ展開していたハード性能などの影響に加え、

物語の都合上、住民が一人として外出していない、夜の街しか探索できない事もあり部分的にしか分からない。

 

その事もあり、更にウリの一つでもあるアクション部分、ストーリー展開や設定のチグハグな部分といい、粗が目立つ評判となってしまった。

 

また、続編にあたる『よるのないく2 〜新月の花嫁〜』は3度に渡る延期を繰り返した挙句、実績のある優秀な人材の監修を生かし切れていない事から、多くのユーザーを落胆させる要因となってしまった。

 

しかし、上記記載の通り"四々九"の魅力ある世界観と、ガストのサウンドクリエイター達によるBGMは二作品共に素晴らしい出来となっている。

 

一作目の『よるのないくに』では全ての曲が"名曲"とも言える相応しい仕上がりになっており、『無双スターズ』に主人公の"アーナス"が参戦した事で収録された戦闘曲のアレンジも非常に良い仕上がりになっている。

 

何よりも『よるのないくに』のアクション部分が"無双シリーズ"に近いため、

『無双スターズ』でパワーアップを成し遂げたアーナスのアクションを遊びたいが為に購入したプレイヤーもいる。

 

しかし、二作共にサウンドトラックはプレミアムボックス等の限定版特典として付属しているために、入手難易度が少し高いのがネックになってしまっているが、質の良いサウンドは必聴の価値があるといえる。

 

よるのないくに』海外でのレビューを下記に乗せておく。

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少々荒削りなところがあるというのは、本作に関しては決して批判ではない。『よるのないくに』は
パンドラの塔』といった傑作と同じように進歩的で巧妙かつ豊かな体験で、私にとっては長所と同様に欠点や個性も含めて極めて特別なゲームとなった。『パンドラの塔』以降、 これほどまで自分にとって重要で、感情的なインパクトを感じたことはなかったし、私が思うにそれは限りなく完璧に近いということだ。
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良い点
・2人の主人公による愛らしい恋愛
・豊富な武器や従魔システムが楽しい、中毒性のあるハック&スラッシュ・ゲームプレー
・従魔の発見、収集、鍛錬は最高に楽しい
・豊富な収集要素は正に完全主義者の夢
・最高のキャラクター・デザイン
悪い点
PS4にしては原始的なグラフィック
・アクションに追い付けないフレームレート

よるのないくに』は平均的なJRPGよりも短めだが、25時間ほどのストーリーはバラエティ満点だ。その後も収集に精を出せば、様々なシステムで たっぷり遊べるだろう。アクション戦闘部分に関しては、戦闘を請け負ってくれる従魔の収集や、魅力的な変身システムと変更可能な武器を織り交ぜることで、 ボタン連打にならないよう工夫がされている。加えて、2人のヒロインによる愛らしい恋愛要素も、戦い続ける立派な動機になっており、同性同士の恋愛がビデオゲームでは珍しく少なからぬ敬意を持って扱われている。腕前や空き時間を問わず楽しめるゲームで、ぶっ続けでも僅かな時間でも満足できるし、自分のプ レー・スタイルに合わせて敷居を下げることも容易。PS4で楽しめる軽いRPGの中では、最も敷居が低くて楽しめる仕上がりだ。

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TheSixthAxis

 

良い点
・驚くほど中毒的な戦闘
・一流のサウンドトラック
悪い点
・真実味のない登場人物たちのシナジーを交えた退屈なプロット
・不安定なフレームレート
・退屈なステージ・レイアウト

よるのないくに』は分かっちゃいるけど止められないタイプのゲームだが、ゲームプレーが本作のスターだ。退屈な物語には印象に残らない薄っぺらなキャラクターが満載で、主人公たちの間には情熱が感じられるものの、不自然に感じられる。ゲームプレーも革命的というわけではないが、少なくとも頭を空にして楽しめるハック&スラッシュとしてチェックする価値はあるだろう。

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私は、二作共に不満な部分もあったが、なんだかんだで『よるのないくに3』を待っている。

 

その独自な世界観と良質なBGMの数々、三作目こそは…という浅はかな期待感を胸に。